
こちらは、伊勢のお飾りです。
「笑点」ではありませんよ〜。念のため。
結婚した年に、
当時、渋谷宮益坂にあった「べにや民藝店」で見つけて一目惚れ。
同居の義父が、三重県の出身だったこともあり、
近年は、ネットで伊勢に注文しています。
(便利な世の中になりました・・・)
この冬休み、
中二の長男の家庭科の課題に、「お雑煮の調理実習レポート」がありました。
我が家は、義父が子どものころから食べている、
「白菜とお餅だけのお雑煮(お醤油ベース)」。
レシピの材料を書きあげて、「こんだけ?」と怪訝な表情の息子。
いたってシンプルなのです。
簡単すぎて、すんません。
元旦早々、やれ、もっと細く切って!、盛り付けは均等に!などなどダメ出しをしながらも、
私の背丈をうんと追い越した息子と並んで台所に立てるとは!
おまけに、レポートには「後始末」のチェック欄もある。うっしっし。
なんだか、(親にとって)うれしい宿題でした。
三重県は、さまざまな面で、
東日本と西日本の特徴が混ざり合っているといわれています。
今年、三重県立博物館で「お雑煮プロジェクト」が進行中です。
結果の発表が、待ち遠しいですね。
ちなみに、わたしのルーツは、
鶏肉、ゼンマイ(山菜です)、ごぼう、人参、里芋、こんにゃく、せりをたっぷり、
つきたての餅を水にとっておいた生餅が見えないほどの、具だくさんお雑煮です。
お正月とは、
こうやって自分自身のルーツと向き合ったり、
子や孫に、繰り返し伝えたりできる機会ですね。
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「家事塾憲章」
家事とは、生きること
家事とは、人とつながること
家事とは、次の世代に手渡す文化
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この言葉に込められた意味を、改めて感じて、
今年をスタートしました。